気ままに、うぇぶ録 NEO

 F1の感想を中心にやってます。

2019年F1 第18戦 メキシコグランプリ 雑記(決勝)

決勝の結果はついては、リンクだけ、

 

f1-gate.com

 

相変わらず、フロントローから2台スタートして、1コーナーを何事もなく無事に通過出来ても、結局、フェラーリは勝てないというお決まりのパターンですから。

 

 

そんな決勝の結果よりも、今回の最大の問題点は、

 

予選での黄旗無視を全く悪いことだと思っていないフェルスタッペンの思考と行動の異常さです。

 

決勝の生中継の冒頭で流されたフェルスタッペンの予選後(まだ黄旗無視が審議対象にもされていない時点)のインタビュー映像を見ても、ボッタスのクラッシュは見えていたがアクセルは戻していない、と当たり前のように答え、それが悪いことだったと考えてるような素振りは全くなかったので、さすがに今回は、日本の解説陣も含め、良識のある方々なら、誰もがその異常さには気が付いたはず。

 

川井ちゃんが「FIAは最初はお咎め無しにしようと考えていたけど、フェルスタッペンが予選後に喋り過ぎた(上記のインタビューのように自ら黄旗を無視したことを認めたのに、反省の色が微塵もない)から、それならやってやろうということになった」と言っていましたが、

そもそも、最初にお咎め無しにしようとしたこと自体が大きな間違いだったとしても、

それが覆ったのは、今回のフェルスタッペンの言動に疑問を感じた良識のある人がまだF1関係者の中にもいた、ということですし、

 

まあ、期待はしていませんが、今回の一件を契機に、フェルスタッペンを狂信的に支持するF1関係者やF1ファンの方々の一部でもいいから、フェルスタッペンに対する評価が少しでも変われば、と思っています。

 

 

追記:

決勝でもあれだけハミルトンやボッタスを相手に接触を繰り返す程度の悪い走りを繰り広げていたのにも関わらず、ドライバー・オブ・ザ・デーにはフェルスタッペンが選ばれたようです。

一度最後尾まで落ちても6位まで挽回した、って言っても、そんなこと、レッドブルの車体性能ならアルボンにでも出来ることなのに。

やはり、今回のメキシコグランプリを見ても、フェルスタッペンが非の打ち所のない完璧なドライバーに見えてしまう(悪い部分が全く目に入らない)F1ファンの方々が大勢いるようで、その評価が変わるようなことは無さそうです。

 

 

それに関連して、もう一点、気になったこと(どうしても書いておきたいこと)、

 

決勝の生中継の冒頭で流されたインタビュー映像の中で、川井ちゃんからボッタスのクラッシュと黄旗についての見解を聞かれたホンダの田辺テクニカルディレクターの返答に、私は衝撃を受けました。

 

「いらんとこで、いらんことしてくれたな、っていうのは思いました。」だって!?

 

そのインタビューはフェルスタッペンが審議対象になったあと、もしくはグリッド降格ペナルティが決定したあとのものだと思われ、

その発言は、フェルスタッペンのポールが剥奪されたのはボッタスが「いらんこと」をしたから、という意味であると受け取れます。

(審議対象になる前なら、ポールが獲れたのにそういう発言をする必要は無いですから。)

 

これまでは控えめな発言ばかりだった、良識がある(はずの)日本の優良企業の、良識がある(はずの)責任ある立場の人の口からそんな発言が出てくるとは・・・

これまで私は、フェルスタッペンを応援しないから(それに付随する)ホンダは応援しない、というスタンスでしたが、この一言で、ホンダそのものに対する目も批判的なものに変わってしまいました。

 

昨日の予選後に投稿した記事の中で、私は、フェルスタッペンが「まさか、クラッシュしたボッタスが悪いとか、ダブルイエローを出したFIAが悪いとか言い出さないとは思うけど・・・」と書いていたのですが、

そんな、多少でも好意的に考えた、私の予想を覆し、

フェルスタッペン本人だけでなく、ホンダも含めたレッドブルの関係者までもが、本気で、フェルスタッペンのポールが剥奪されたのは、フェルスタッペンの黄旗無視が悪いのではなく、クラッシュして黄旗の原因となったボッタスが悪いと思っている、ということであり、

 

フェルスタッペンに惹かれるものが何も感じられない私には、周りにいるF1関係者の方々が、どうしてそこまでフェルスタッペンを狂信的に支持するのか、何故、悪いものは悪い、間違っているもは間違っている、と言えないのか、全く理解出来ません。

 

追記 :

父親のヨスが息子を指導した、って言うから、珍しいこともあるものだと思ったら、案の定、指導するポイントがズレています。(苦笑)

問題はインタビューで喋り過ぎたことではなく、黄旗を無視したことと、それが間違っていると思っていないこと。

仮に、黄旗を意図的に無視したのではなく、黄旗に気が付かずに見落としたのだとしても間違いは間違いで、前を走っていたベッテルが自分の判断であれだけ大きく減速しているのだから、弁解の余地など無いのです。

そのことを理解してインタビューに答えていれば、恐らく、間違った部分(最後の周回)だけ取り消されて(その前までのタイムで)ポールはそのままで済んだはず。

喋る内容を間違わなければ(自分の非を認めて反省すれば)よかっただけで、黙っていればよかったという問題ではないということをヨスのような大人が理解出来ていないとは・・・

この親にしてこの子あり、走りが暴力的なのも親譲りなんだろうけど、

腐っても元F1ドライバーである父親の考え方が間違っているのだから、教わった息子がおかしいのも当然です。

 

 

ということで、今回こそ本当に、これで今年のF1の感想は最後に出来るように、この先フェルスタッペンには何も起こさないで大人しくしておいて貰いたいものです。

 

 

 

訂正 :

本文ではなく、下のコメントの返答の中で、来年からマクラーレンが再度メルセデスPUを搭載する、と書いたのですが、再来年から、の間違いです。(私の思い込みでした。)

 

少しでも今の勢力図が変わって欲しいという気持ちと、

フェルスタッペンに嫌気がさしてレッドブル陣営を離れたサインツや、ホンダの犠牲になったマクラーレンには、なんとかフェルスタッペンとレッドブル&ホンダを見返して欲しいという気持ちが逸り過ぎてしまっていたようです。

 

結局、来年は今年と(基本的には)何も変わらない、ということですね。