２０２０年Ｆ１ その後・・・ （３月分）
先週のオーストラリアグランプリのセッションが中止になったあたりから、世界各国での新型肺炎ウィルスの状況が大きく変化（悪化）し、結局、今週末の予定だったバーレーンも含め、最初に中止（延期）が決まった中国までの３月と４月の４戦はすべて中止（延期）ということになった訳ですが、
その後、
５月に予定されていた３戦も中止（延期）となることが発表され、
そのうちのモナコについては、延期はなく、完全に中止となることが続けて発表されました。
以前のＦ１だったら、モナコがなければＦ１じゃない、という感覚でしたが、
今のＦ１では、そんなスペシャル感もなく、特に、アロンソがモナコを欠場してインディ５００を選んだ時から、私にとっては、モナコも今のつまらないＦ１の中の単なる１戦、という感覚でしかなくなってしまったので、まあ、どうでもいいかな、と・・・
これで、次は６月第１週に予定されているアゼルバイジャンということになるのですが、今のヨーロッパの情勢を見れば、ほぼ間違いなく無理だと思われ、
続くカナダも、当然、渡航制限の影響を受けるだろうし、
それ以降も、少なくとも、夏休みの前のハンガリーくらいまでは全部無理（ヨーロッパ各国でのイベント開催は無理）ではないかと、素人の感覚で感じています。
私は、メルセデスとハミルトンのタイトル獲得の記録更新や、それを阻止するのはフェルスタッペンだとか言われている今年のＦ１に対しては、別にどうしても見たいという気持ちも無かったので、どうなろうと構わないのですが、
問題なのは、
２０２１年からのレギュレーション改革も１年延期となってしまったことで、
個人的には、もしかすると勢力図が変わるかも、という２０２１年への僅かな期待も無くなって（先送りされて）しまい、もう、今から２０２１年のＦ１もどうでもよくなってしまいました。
現行レギュレーションのままで１シーズン増えたということは、メルセデスとハミルトンが何の苦労もなくタイトルを獲得する機会が、自動的に１回分増えてしまったことになる訳で、
そうしないためにも、
もし２０２０年の後半からレースが可能な状況になったとしても、世界選手権のステータスを無くしてエキジビション・レースにするとか、
一昨年のＷＥＣのシーズンように、２０２０年の後半と２０２１年を一つのシーズンにしてしまえばいいような気がします。
金銭面の問題（弱小チームの存続問題）など、そんな簡単な問題ではないことは判りますが、細かいことは素人には判らない（関係のない）話なので、
いっそのこと、今年のＦ１は丸っと１年分最初から無かったことに（全部ひっくるめて１年延期に）してもらっても構わないのですが・・・
【追記】 ３月２３日
アゼルバイジャングランプリの延期も正式に発表されました。
その次のカナダに関しては、今のところ、Ｆ１関連のニュースでは全く話題には上っていないけど、どうするつもりなのでしょうか？
Ｆ１側がどうするか、ではなく、カナダ側の姿勢として、
オリンピックが予定通りに開催されても自国の選手団は参加させないと表明し、（その影響もあって？）７～８月のオリンピックの延期が決まったのに、
６月に自国で行う（他国のチームやドライバーが参加する）Ｆ１は、世界の情勢など関係なく、予定通りで中止にしない、
というのでは筋が通らないと思うのですが・・・
【補足】
ちなみに、世界３大レースのうち、モナコ以外の２つの状況は、
（本来は一番夜が短い夏至の時期に行われるものなので、ギリギリ夜の方が長くならない秋分の時期とはいえ、かなりナイトレースの時間が長くなりそう・・・）
（現時点でインディカーも、本来インディ５００が行われる予定だった５月末までのレースはすべて延期もしくは中止となりました・・・）
ということのようで、
現時点で、今回発表された日程でも、そのとおりに開催が可能かどうかは判らないとしても、
（特に、インディ５００の８月開催は無理のような気がするけど・・・）
モナコとは違って、何とか開催を模索するル・マン２４時間とインディ５００は、それぞれＷＥＣとインディカーのシリーズの中の１戦でも他とは違う特別な存在で、「どうしても欠かせないレース」という感じがします。
まあ、もはや、モナコが今のＦ１を必要としていない（モナコグランプリではなくＦ１そのもののステータスが低下している）ということなのかもしれませんが・・・
もちろん、私の個人的な印象（偏見）ですが。
