気ままに、うぇぶ録 NEO

 F1の感想を中心にやってます。

2020年F1(新)第3戦 ハンガリーグランプリ 雑記

2020年F1、新カレンダー第3戦、ハンガリーグランプリの結果です。

 

f1-gate.com

 

補足:昨年来から恒例となっているレース後のペナルティによる順位の入れ替えですが、今回は、フォーメーションラップ中の違反行為でハースの2台がペナルティを科せられ、最終的にマグヌッセンとグロージャンがそれぞれ1つづつ順位を落としたようです。

 

 

レースがウェット・コンディションでのスタートだったこともあるけれど、それにしても、今回は見事なまでのタイヤの使い方競争でした。

戦略、というよりは、行き当たりばったり、という感じの使い方だったけど。(苦笑)

それに、予選の結果(スターティング・グリッド)などお構いなく、結局は、メルセデスに次ぐ2番手はレッドブルということになってしまう訳で、

もう、今のF1に予選をやる意味があるのか、って思っちゃったし・・・

 

まあ、他にも思うところはいろいろとあったけど、もう、細かいことを書いても仕方ないですよね。

 

やはり、今年もメルセデスの圧勝は変わらず、レッドブルが2番手といっても、その差は大きく、

結局、たったの3戦でハミルトンのタイトルは決定的となってしまった訳で、

今年のF1がフェルスタッペンとハミルトンの一騎打ちという構図にはなり得ない(フェルスタッペンの一騎打ちの相手はハミルトンではなくボッタス)ということも、ここまでの3戦で、フェルスタッペン推しの方々にも理解出来たことでしょう。

当然ながら、ボッタスがハミルトンに勝てるというような期待は誰もしていないし、

タイトル争いに限って言えば、もう今年のF1には全く見る価値が無いと断言しても言い過ぎではないはずですからね。

 

上位3チームの一つが赤からピンクに代わったことで、個人的には、もう今年は何を目的にF1を見ているのかも判らない状態だし、最初の3連戦だけで、今年のF1はもういいや、って感じです。

 

さすがに、メルセデスの支配的な状況と、そのおかげで特定のドライバーだけが勝ち続ける状況が(あのシューマッハ全盛期のフェラーリを超え)7年目にもなると、もう、ウンザリを通り越して、諦めの境地です・・・

 

 

 

【追記】 7月20日

 

細かいことを書いても仕方ない、と言っておきながら、今回のドライバー・オブ・ザ・ディがフェルスタッペンだという情報を目にして、また、嫌味の一つでも書かないと気が済まなくなってしまいました。

 

だって、レコノサンスラップでクラッシュするという素人のようなミスをしたドライバーがドライバー・オブ・ザ・ディなんて、おかしいでしょ!

それを選んだのが、専門家ではなく、ファン投票だということは判っていますが・・・

 

フェルスタッペンって、結構な頻度でこういう大きなミスをやらかしているのに、最終的に結果オーライとなったことで、そういうミスは忘れ去られ、

そもそも失敗が無ければリカバリーの必要も無く、そのリカバリーも自分の力ではないのに、逆にそのリカバリーが高評価されてしまうという矛盾。

例えば、昨年のオーストリアで、スタートのミスで大きく出遅れたのに、仕方なく取った(アンダーカットも狙えなくなったから、第1スティントを極力伸ばすという)チームの戦略のおかげでホンダPUの初優勝という結果になった時もそう、

数年前のアブダビで、スタート直後に接触でスピンして最後尾まで落ちたけど、レッドブルの車体性能のおかげで追い抜き三昧、そもそもミスが無く最初から前を走っていれば追い抜きたくても追い抜く車がいないだけなのに、その年に最もオーバーテイクが多いドライバーだったと評価された時もそう、

私に言わせれば、評価の視点がズレているのですよね。

 

まあ、結果がすべてだと言われればそれまでなんですか・・・

 

それと、あのグリッド上での修理って、許されるものなのですねぇ???

予選から決勝までの間、車体に手を加えることは出来ないはずで、パルクフェリメ規定って関係ないのかな、って考えたのは私だけでしょうか?

確か、不具合が見つかった部品については、FIAの許可を得た上で、FIAの監視の下で、全く同じ仕様の部品になら、交換は可能なはずだけど?

今回の場合、あそこを修理して、トーやキャンバーが全く同一だとか、フロントウイングも全く同一のものだとか、FIAの誰がどうやって確認したのだろう?

こういう場合、本来なら、ピットで直して、ピットレーンから最後尾スタートになるんじゃないの?

って、いろいろと疑問を感じてしまったのですが・・・

 

ここでも、グリッド上での修理が間に合ったことで、なんだか、フェルスタッペンの失敗が、有能なレッドブルのメカニックの美談にすり替えられて、はぐらかされてしまったような感じに。

 

まあ、第1戦でのリタイヤもあったから、ここでフェルスタッペンがレースに参加出来なかったら、ハミルトンとの一騎打ちになって欲しいという目論見(願望)が完全に消滅しまうと、F1関係者の方々なら誰でも考えただろうし・・・

結果的に、フェルスタッペンは今回の結果でランキング3位まで上がることも出来た訳ですし・・・

これにケチをつけるのは野暮なことなんでしょう・・・

 

今のF1は、もう、すべては「我らがフェルスタッペン様」のために、ですからね。(嫌味)

 

補足:前戦も今回も、レース結果のリンクとして貼ったF1-Gateの速報記事の表題が、優勝したのがハミルトンなのにハミルトンの名前ではなく、「フェルスタッペンが3位表彰台」と「フェルスタッペンが2位表彰台」になっていることからも、いかに今のF1がフェルスタッペンに偏重しているかが判ります。

 

 

 

【追記】 7月22日 (7月23日 一部加筆)

 

私のような素人が疑問を感じるくらいだから、当然、こういう話が出てきますよね。

 

F1-Gate.com:レッドブルとフェルスタッペンがF1ハンガリーGPで罰せられなかった理由

 

でも、私が言いたかったのはそういうことではないのですよね。

 

私が言いたかったのは、

修理を行うこと自体がパルクフェリメ規定で認められていないことだったのでは、ということではなく、

パルクフェリメ規定に則って、その修理後の状態が予選終了時の車体の状態と全く同一の仕様やセッティングであることを、誰がどうやって確認したのか、ってこと。

修理自体は合法でも、そのプロセスが合法的に行われたのか、ということです。

FIAは「すべてを注意深く見守っていた」と言っているけど、具体的に、どういう手続きに基づいて確認され、修理が合法だと判断されたのか。

そこが担保されていなければ、それは現状復帰(現状維持)ではなく、パルクフェリメ規定に抵触する改修と見なすのが妥当であり、

本来なら、修理作業はピットで行い、ピットレーン・スタートになるのが妥当なのではないでしょうか。

 

もちろん、私は、レッドブルがあの修理を利用して不調だった車体のセッティングを変えたと思っている訳ではありませんが、相手が誰であっても、もう少し厳格にやるべきではないかと。

一方では、問題ないと思われたフォーメーションラップのハースの2台に対してイチャモンをつけたくらいなんだから。(川井ちゃんの解説では、ハースも、ドライバーからの無線にピット側が応答していないから、違反ではない、と言っていましたよね。)

 

まあ、これをレース後に違反とするなら、適用するペナルティは、車両規定違反で失格(決勝での結果の抹消)しかないということになってしまうので、いまさらあり得ないことですし、

FIAが公式に合法だったと認めたのだから、これ以上何を言っても仕方ないことですが、

私には、パルクフェリメ規定の例外項目ではなく、それが「我らがフェルスタッペン様」だったから許された「特例」だったとしか思えません。(嫌味)